ここからダウンロードできるEPSONフォントはMacでも無料で使える毛筆フォントです。
ただし、利用条件がEPSONプリンタのユーザーとなっています。
また、古いフォントなので、macOSが縦書きフォントとして認識しません。
当社のPrintEnvelope2/Lite2および旧製品のPrintEnvelope/Liteでは文字毎に回転処理を行うことで宛名用の縦書きを実現しています。
インストール方法とPrintEnvelopeシリーズでの使い方を説明します。
ダウンロード先はこちらのEPSONサイトです。
ダウンロードしたファイルはexe形式の自己解凍ファイルに圧縮されていますが、Macに標準搭載されているツールで解凍し、インストールすることができます。
なお、このフォントは作成されたのが古く、OSが縦書きフォントとして認識しません。当社のPrintEnvelopeやPrintEnvelope2/Lite2では回転処理を行うことで縦書きフォントとして扱えるようにしています。
Terminalを起動し、ダウンロードしたファイルのあるフォルダーに移動します。
例としてdesktopのfontフォルダーにダウンロードしたttf31e.EXEがあるものとします。
下図に示すように、unzipコマンドによりファイルを解凍します。
$ cd ~/desktop/font
$ ls
ttf31e_S.EXE
$ unzip ttf31e_S.EXE
Archive: ttf31e.EXE
warning [ttf31e.EXE]: 45135 extra bytes at beginning or within zipfile
(attempting to process anyway)
inflating: ttf31e/EPGYOBLD.TTF
inflating: ttf31e/EPGYOSHO.TTF
inflating: ttf31e/EPKAISHO.TTF
inflating: ttf31e/EPKGOBLD.TTF
inflating: ttf31e/EPKYOUKA.TTF
inflating: ttf31e/EPMARUGO.TTF
inflating: ttf31e/EPMGOBLD.TTF
inflating: ttf31e/EPMINBLD.TTF
inflating: ttf31e/ETTSETUP.exe
inflating: ttf31e/ETTSETUP.INF
inflating: ttf31e/JAPANESE.RCX
inflating: ttf31e/LA
EPGYOBLD.TTF, EPGYOSHO.TTFなど、拡張子がTTFのファイルがフォントのファイルになります。
FinderからEPGYSHO.TTFをダブルクリックします。
Font Bookが起動し、下図にようにフォントのサンプルが表示されます。
フォント名が文字化けしていますが、名称のテキスト・エンコードがUTF8でないためです。PrintEnvelopのフォントメニューにはEPSON-GYOSHOと表示されます。
ダイアログの右下にある"フォントをインストール"ボタンをクリックすればフォントがシステムにインストールされます。
インストール後にフォントが使用停止になっている場合があります。"Font Book"のリストにある該当フォントの状態が「切」使用停止になっている場合です。フォントを選択し、編集メニューにある「・・・を使用する」を選択して状態を変更できます。
また、ファイルメニューからフォントの削除もできます。
PrintEnvelopeでは「スタイル設定」パネルを開き、縦書きフォントメニューで"EPSON-GYOSHO"を選択します。下図のようにフォントが表示されます。
なお、インストールしたEPSONのフォントはテキストエディットなどのアプリケーションからも利用できますが、前述したように縦書きには対応していません。
テキストエディットのフォーマットメニューから「レイアウトを縦向きにする」を選択すると下図にように表示されてしまいます。
PrintEnvelopeシリーズでは文字毎に回転処理を行うことで縦書きを実現しています。
PrintEnvelope2/Lite2での利用例です。