vCard Editor for Mac | ¥1,200 macOS 10.9 and later |
macOS 10.9 and later |
vCard Editor for iOS | ¥320 iOS11 and later |
vCard EditorはvCardを作成し、編集するためのアプリケーションです。
複数の連絡先をリストし、項目ごとにラベルと値をセットしたり、カラム毎のソート、キーワードによる検索など、多彩な機能を持ちます。
連絡先毎に複数の項目を選び一括して変更することもできます。
vCardとはvcfの拡張子を持つファイルで、連絡先アプリケーションが連絡先情報を交換するために利用します。
アップルの連絡先アプリ(アドレスブック)だけでなく、いろいろな連絡先アプリケーションがvCardの読み込みと書き出し機能を持っています。 また、vCard EditorはCSV形式の連絡先情報を読むことができ、また、QRCodeに変換することができます。QRCodeをイメージとして保存すれば、いろいろな書類に印刷して利用できます。
なお、本アプリケーションはiCloud Server以外には、外部との通信を行いません。読み出した住所情報はアプリ内で利用されます。外部に送られることはありません。
vCard EditorはvCardの読み込みにAddressBook Frameworkの機能を利用しています。vCard Editorがシステムの連絡先情報にアクセスできるように設定を変更してください。
vCardファイルの作成と編集
リスト表示による連絡先の編集
vCard EditorはvCardファイルを作成したり、直接読み込むことができます。対応しているフォーマットはvCard 2.1以降です。
古い携帯用アプリやWindowsで作成されたvCardファイルはテキスト・エンコーディングがUTF-8でない場合があります。その場合には読み込み時にテキスト・エンコーディングを指定することができます。
読み込んだvCardファイルは下図のように連絡先はスプレッドシートのようにテーブル表示されます。
表示タイプメニューと項目メニューと使って、表示するデータタイプが変更できます。 表示タイプメニューで"住所"を選べば、名前と住所の二つのカラムが表示されます。
連絡先を編集するにはEditボタンをクリックして編集モードに入ります。編集モードではウインドウのToolbarの下に赤いラインが表示されます。 値の変更はセルをダブルクリックして行います。 ラベル付きセルによっては、セルをダブルクリックする、もしくは、コマンドキーを押しながらセルをダブルクリックすれば専用の編集パネルが表示されます。 ラベル付き情報は、この編集パネルから追加・削除が行えます。
例えば、住所のセルをダブルクリックするとAddress編集パネルが開き、住所の編集が行えます。
Commandキーを押しながら住所のセルをダブルクリックするとリスト形式のAddress編集パネルが開きます。ラベルを付けた住所の追加や削除が行えます。
詳しくはこちらをご覧ください
テーブルに表示された連絡先は、それぞれの項目毎にソートができます。テーブルのカラムヘッダーをクリックします。 カラムヘッダーの右端に小さなマークがソートの方法を示します。上向きは昇べき順、下向きが降べき順となります。
また、Sort Optionsメニューでソート方法の調整ができます。例えば、Nameカラムでソートを行う場合に、姓で行うか、名で行うか、を選択することができます。
名前カラム:名前/姓/名
住所:郵便番号/県/市/ストリート/国
メール:メールアドレス/メールドメイン/ユーザー名
ソーシャルネットワーク:ソーシャルネットワークアドレス/サービスタイプ/ユーザー名
インスタントメッセージ:インスタントメッセージアドレス/サービスタイプ/ユーザー名
macOSのTextFinderを利用した検索と置換が行えます。TextFinderにはパターンを利用した検索機能があります。
虫眼鏡マークをクリックすることで設定メニューが表示され、検索方法やオプションが選択できます。
vCard Editor 2.5.2から住所の検索方法が変更になりました。従来は住所の文字列全体を検索対象としていましたが、2.5.2からは住所の市・番地などの項目毎に検索を行います。従って、都道府県が"東京都"で市町村が"西新宿"の場合、"東京都西新宿"では検索ができません。
編集メニューにある「検索パネルを表示」を選択するか、ショートカットのCmd+Shift+Fをタイプすると、下図のような検索パネルが表示されます。
このパネルではデータのタイプやラベルで選択された項目を絞り込んで検索を行います。一致した項目がその名称とともにテーブルにリストされます。
置換ボタンをクリックすれば、オレンジ色ハイライトされている文字がReplaceフィールドにある文字列と置き換えられます。
「一括置換」ボタンをクリックすると、オレンジとブルーでハイライトされた文字列が置換されます。
これらの操作は編集メニューにある「取り消し」によりやり直すことができます。
パネルの右上にある「Edit/Lock」ボタンをクリックして、編集モード(ボタン名がLockになります)にすると、「値」カラムのセルをダブルクリックして、そのセルの値を直接書き換えることもできます。この操作も「取り消し」ができます。
なお、テーブルカラムのヘッダーをクリックするとそれぞれの項目でテーブルがソートできます。
検索パネルにある「検索モード」メニューからRegexを選択すると、Regex(正規表現)を使った条件検索が行えます。
正規表現についてはこちらのWiKiの説明をご覧ください。下図の例では、"^.[op]"により、先頭から2文字目がoまたはpとなっている文字列を検索します。
比較パネルは下の図のように、二つの連絡先を縦に並べで表示します。Editボタンをクリックして編集モードに変更すれば、ラベルを変更したり、ダブルクリックしたセルの値を書き換えることができます。また、左右のテーブルの間でDrag&Dropにより値の移動やコピーが行えます。
コピーはOptionキーを押しながらDragします。
名前カラムのセルをダブルクリックすると該当する連絡先のすべての情報を一括して縦に表示するパネルが開きます。
パネルはPopoverと呼ばれるタイプになっていて、外部をクリックするとパネルが自動で閉じます。
パネルの周囲をつまんでドラックするとPopoverがウインドウに切り替わり、外部をクリックしても消えなくなります。
つまり、別のPopoverを開くことができます。
他の名前カラムのセルをダブルクリックしてドラッグすれば、複数の連絡先パネルを表示でき、
二つの連絡先の項目を見比べて、編集することが可能となります。
また、このウインドウ間もしくはメインのウインドウとの間で項目のドラッグ・ドロップによりデータのコピーができます。
セルの上でControlキーを押しながらクリックを行うとコンテキストメニューが表示されます。Phone, Email, Addressなどのセルではそれぞれの値に応じたアクションが実行できます。
例えば、Emailのセルではメールアプリの新規作成が起動できますし、住所の場合にはApple Mapが開いて該当の住所の位置が表示されます。
![]() |
![]() |
Editボタンをクリックして、編集モードにしないと使えないコンテキストメニューがあります。
編集を伴なう操作では選択しているセルに対して、文字列の置換、追加、削除が行えます。
例えば、複数のセルが選択し、それらの内容を一括して変更することができます。
住所のセルをダブルクリックすると住所のリストを管理するためのパネルが開きます。 パネルの左下にある+ボタンをクリックすると、住所を入力するためのAddressパネルが開きます。
CountryCodeメニューでJP(日本)を選択し、郵便番号の欄に郵便番号を入力すると、「住所に変換」ボタンが有効になります。
CountyCodeが未設定の場合、システム設定のContryCodeが選択されます。Macを日本でお使いの場合はDefault(JP)となっていることと思います。この場合でも「住所に変換」が利用できます。
「住所に変換」ボタンをクリックすると、郵便番号に一致する都道府県名と市町村名がそれぞれの欄に入力されます。番地を入力後、右下の"Add"ボタンをクリックすれば、住所のリストに新しい住所が追加されます。
また、メインウインドウの住所が表示されているセルをダブルクリックしても同じAddressパネルが開きますので、住所を書き換えることができます。
都道府県名メニューを選択すると、選択した値が、「都道府県の欄」に入力されます。都道府県名メニューは、iCloud DriveのvCard EditorフォルダーにAddressFormat.jsonをコピーすることでカスタマイズができます。 サンプルのAddressFormat.json
vCard EditorはCSVファイルの読み込みと書き出しができます。
読み込みは通常vCardファイルを開くときと同じく、ファイルメニューの「開く」から拡張子csvを持つファイルを選択します。 編集はできません。別のvCardファイルのウインドウへ連絡先をドラック&ドロップでvCardを開いている別のウインドウにコピーしてください。
読み込めるCSVファイルのフォーマットなどについてはこちらをご覧ください。
vCard Editorは他のvCardファイルを読み込んで追加が行えます。
ファイルメニューの"連絡先をvCardから読み込む"を選択して実行すると、ファイルを選択するためのパネルが開きます。ファイルを選択して、「開く」ボタンをクリックすると、vCardに含まれる連絡先とその情報が表示されます。追加したい連絡先を選択して「select」ボタンをクリックします。選択した連絡先が、開いているvCardに追加されます。
複数のラベルや値を一括して変更することができます。
複数行を選択し、ラベルもしくは値を変更します。確認のアラートが表示されますので、OKすれば、選択された行の値が一括して変更できます。コンテキストメニューの編集機能でも同様の操作にいより、一括変換が行えます。
なお、編集メニューから取り消しとやり直しができます。
詳しくはこちらをご覧ください。
連絡先情報をvCardなどいろいろな形式でQRCodeとして表示することができます。ImageをCopy&Pasteして他の書類に貼付けることができます。
開いているvCardウインドウ間、Apple連絡先やApple Mailとの間で、選択している連絡先を drag&drop によりコピーすることができます。
マウスでコピーしたい行を選択し、クリックしたまま少し左右に動かすことでドラック状態になりポインターの形状が変化します。クリックしたままコピー先まで移動します。ポインターに+マークが表示されれば移動・コピーが可能なことを示します。
なお、ドラッグ先のウインドウは編集モードになっている必要があります。
また、Groupへのメンバーの追加も連絡先のDrag&Dropにより行えます。Groupリストを表示して、連絡先をDrag&Dropします。
グループのメンバーの変更方法はこちらをご覧ください。
操作メニューの「カスタムラベル」を選択すると「カスタムラベルパネル」が開きます。このパネルではメール、電話番号などの項目ごとにカスタムラベルの追加や変更を行うことができます。
表示されたパネルのプラスボタンをクリックすれば追加が、ラベルを選択してマイナスボタンをクリックすれば削除ができます。ラベルを選択して、文字列をダブルクリックすることで文字列の変更が行えます。なお、変更はデータベースにすぐに反映され、やり直しはできませんので、ご注意ください。
![]() |
![]() |
追加したカスタムラベルは項目のラベルメニューに表示されます。
フォントメニューによりテーブルセルのフォントの種類とサイズを変更することができます。
一覧で確認するときには小さめのフォント、編集するときは大きめのフォントと切り替えて利用できます。
編集メニューにある「コピー」を選択すると、テーブルで選択している行の情報がテキスト形式でペーストバッファにコピーされます。 テキストはカラム毎の値がタブで分割された文字列となります。そのままNumbersやExcelにペーストすることができます。また、「CSV形式でコピー」を選択した場合、値がコンマで分割された文字列となります。
「vCard形式でコピー」を選択すると、選択された行の連絡先をvCardに変換してコピーすることができます。
印刷したい連絡先を選び、ファイルメニューから印刷を選択します。Cmd-Clickにより、複数の連絡先を複数選んで印刷することもできます。
また、印刷ダイアログの詳細からvCard Editorの設定を開くと、印刷する情報を選ぶことができます。
vCard Editor を使用するためには Mac OS X 10.7 以降が必要です。
試用版のインストール方法:
ダウンロードしたzipファイルをダブルクリックするとvCardEditor Trial.appができます。このアプリを起動してお試し下さい。
アンインストール方法:
本ソフトウエアvCard Editor Trial.appをゴミ箱に移動して消去することでアンインストールが行なえます。