vCard LiteはvCardを作成し、編集するためのアプリケーションです。
vCard Lite は vCard Editor2をカードスタイルにした姉妹品です。
ウインドウには名前のリストが表示され、選択した連絡先の情報が一覧表示されます。 編集時には、データタイプに応じて編集パネルが表示され、キーワードによる検索と変更や任意に選んだ二つの連絡先の比較が行えます。
vCardとは、vcfの拡張子を持つファイルで、連絡先アプリケーションが連絡先情報を交換するために利用されます。 共通フォーマットであるので、vCardで受け取った連絡先情報をApple ContactやGoogle ContactにImportしたり、Apple ContactやGoogle ContactからExportしたりできます。
vCard LiteはこのvCardファイルを直接読み込んで編集して書き出すことができます。二つの連絡先を比較し、Drag&Dropにより編集することもできます。
vCard Lite | ¥720
macOS 10.11以降
試用版がダウンロードできます。試用版は保存ができません。
vCardファイルの作成と編集
CSVファイルの読み込みとvCardからCSVへの書き出し
検索・置換
比較パネルによる任意の二つの連絡先の比較とDrag&Dropによる編集
QRCodeによる連絡先情報の表示
vCard LiteはvCardファイルを作成したり、直接読み込むことができます。
対応しているフォーマットはvCard 2.1以降です。
ファイルメニューから「開く」を選択して拡張子がvcfのファイルを開きます。
下図にあるように左に名前のリスト、右に選択された連絡先の情報が表示されたウインドウが開きます。
ToolbarにあるEditボタンにより、ファイルの編集を禁止することができます。
Toolbar下の赤いラインが編集可能であることを示します。
vCardフォーマット3.0からはUTF-8が標準のテキストエンコーディングになっていますが、それ以前は任意です。 ファイルを開く際に表示されるパネルの下にある「オプション」ボタンからテキストエンコーディングが選択できます。
Windowsなどで作成されたvCardファイルでは、テキスト・エンコーディングがShift-JISになっていることがあります。その場合にはオプションボタンをクリックしてencodingメニューを表示し、「日本語(Shift-JIS)」を選択してください。 なお、encodingメニューに「日本語(Shift-JIS)」が表示されていない場合、"Customize Encoding List..."からエンコーディングの一覧を表示してメニューに追加してください。
読み込んだvCardファイルは下図のようにカードスタイルで表示されます。
左のカラムは連絡先の名前がリストされます。選択した連絡先の情報が右のカラムに表示されます。
左のNameカラムのヘッダーをクリックすると名前をソートすることができます。
vCard LiteはCSVファイルの読み込みと書き出しができます。
読み込みは通常vCardファイルを開くときと同じく、ファイルメニューの「開く」から拡張子csvのファイルを選択します。
読み込んだ内容がウインドウに表示されますが編集はできません。別のvCardファイルを開き、そのウインドウへ連絡先をDrag&Dropしてください。
編集したvCardファイルをCSVへ変換する場合には、ファイルメニューの「CSVファイルを書き出す」を選んで保存してください。 読み込み時と同じように、書き出す項目が決まっています。
CSVの各行は項目が次のように並んでいることを想定していますが、1行目に項目名をリストすることで項目を分類することが可能です。 サンプルファイルを参考にCSVファイルの先頭に項目名のリストを追加してください。
Name,Home Phone,Work Phone,Other Phone,Home Email,Work Email,Other Email,Home ZIP,Home State,Home City,Home Street,Work ZIP,Work State,Work City,Work Street,Other ZIP,Other State,Other City,Other Street,Birthday,Title,Company,Department,Job Title,First Name,Last Name,Nickname,Note,Facebook,LinkedIn,Flickr,SinaWeibo
download sample csv サンプルファイル
CSVファイルの編集はできません。 編集を有効にするとシステムのAuto Saving機能が働き始めてしまい、キャンセルできないためです。ご容赦ください。 vCardのドキュメントへのDrag&Dropが行えます。
vCard Liteでは文字列による検索と置換が行えます。
編集メニューにある「検索」を選択するか、Toolbarにある「Find」ボタンをクリックします。
下図のようなFindBarが表示されますので、検索したい文字列をタイプします。
ウインドウに表示されているデータの中で見つかった文字列が灰色にハイライトされます。
オレンジ色にハイライトされている文字列は現在の操作対象を示します。
FindBarの"置換"部分に文字を入力し、置換ボタンをクリックすると現在の操作対象の文字列が置換されます。
Allボタンをクリックすれば、vCardファイル内で見つかったすべての文字列が"置換"の文字列で置換されます。
間違えて置換してしまった場合は、編集メニューの「取り消し」により置換をやり直すことができます。
住所の検索はZIP, State, Streetなどの項目毎に行われます。 例えば、都道府県が"東京都"で市町村が"西新宿"の場合、"東京都西新宿"では検索できません。
比較パネルは下の図のように、二つの連絡先を縦に並べで表示します。
Editボタンをクリックして編集モードに変更すれば、ラベルを変更したり、ダブルクリックしたセルの値を書き換えることができます。また、左右のテーブルの間でDrag&Dropにより値の移動やコピーが行えます。
Drag&Dropの基本動作は移動ですが、Optionキーを押しながらDragすることで、コピー動作になります。
連絡先情報をvCardなどいろいろな形式でQRCodeとして表示することができます。ImageをCopy&Pasteして他の書類に貼付けることができます。
vCard
Phone
Email
docomo
au
Softbank
URL
フォーマットメニューにある「フォント」からウインドウで使用するフォントの種類とサイズを変更することができます。 サイズに応じて、テーブルの行の高さが変更されます。 例えば、一覧で確認するときには小さめのフォント、編集するときは大きめのフォントと切り替えて利用できます。
vCard Liteが開いているウインドとウインドウや、Apple連絡先との間で選択した連絡先をDrag&Dropすることができます。 マウスでコピーしたい行を選択し、クリックしたまま少し左右に動かすことでドラック状態になりマウスポインターの形状が変化します。 クリックしたままコピー先まで移動します。マウスポインターに+マークが表示されれば移動でなくコピー操作になります。 なお、ドラッグ先のウインドウは編集モードになっている必要があります。 また、Groupへのメンバーの追加も連絡先のDrag&Dropにより行います。Groupリストを表示して、連絡先をDrag&Dropします。
編集メニューにある「コピー」を利用すると、ウインドウで選択している行の情報がテキスト形式でペーストバッファにコピーされます。
テキストはカラム毎の値がタブで分割された文字列となります。そのままNumbersやExcelにペーストすることができます。
また、「Copy as CSV」を実行した場合、値がコンマで分割された文字列となります。
ExcelやNumbersへCopy&Pasteする場合、編集メニューの「コピー」を選択すれば、セルに分割されてペーストできます。
テキストエディターなどへは「Copy as CSV」を利用することで、コンマで分割された文字列としてペーストできます
印刷したい連絡先を選び、ファイルメニューから「印刷」を選択します。Cmd-Clickにより、複数の連絡先を複数選んで印刷することもできます。 また、印刷ダイアログの詳細ボタンからvCard Liteの設定を開くと、どの情報を印刷するかを選ぶことができます。
vCard Liteを使用するためには macOS 10.11 以降が必要です。
試用版のインストール方法:
ダウンロードしたzipファイルをダブルクリックするとvCard Lite Trial.appが解凍されます。このアプリを起動してお試し下さい。
アンインストール方法:
本ソフトウエアvCard Lite Trial.appをゴミ箱に移動して消去することでアンインストールが行なえます。