こちらに方法をまとめました。PrintEnvelop/LiteではEPSONの毛質フォントを縦書きして宛名印刷に利用できます。
EPSONの毛筆フォントを縦書きして宛名に使うダウンロードできるサンプルフォントは表示できる文字が限られています。ご注意ください。
白舟書体教育漢字版から白舟行書教漢をダウンロードします。
白舟書体のWebサイトを開き、そこにあるサンプルフォントを選択してダウンロードします。
Macにフォントをインストールします。
選択したフォントはダウンロードフォルダーにダウンロードされます。フォルダーを開いて、ファイルをダブルクリックするとFont Bookが起動してダイアログが表示されますので、その中にあるインストールボタンをクリックしてフォントをインストールします。
インストールされたフォントを確認します。
テキストエディットを起動し、新規ファイルを作成します。ウインドウの上部にあるフォントメニューを開きます。
hkgyokk が表示されれば「白舟書体教育漢字」フォントが正しくインストールされています。
フォントを選択して、文字を入力すれば、白舟行書教漢で文字が描かれます。
PrintEnvelopeの縦書きフォントに白舟行書教漢を設定します。
PrintEnvelopeを起動し、新規もしくは既存のファイルを開き、ウインドウ上部にある「スタイル設定」ボタンをクリックしてスタイル設定シートを表示します。
Hagakiボックス内にある「縦書きフォント」メニューから"hygyokk"を選びます。
プレビューのフォントが白舟行書教漢に変化します。
インストールしたフォントはサンプル版なので表示されない文字があります。
宛名を印刷するとき、フチなし印刷はオフにしてください。
フチなし印刷では印刷イメージが拡大されて印刷されるため、郵便番号の印刷位置がずれてしまいます。
PrintEnvelope2がシステムの連絡先情報にアクセスできるように設定を変更してください。
連絡先情報はPrivacy保護機能によりアクセスが制限されています。
PrintEnvelope2が初めて起動する際に連絡先へのアクセスを許可するかどうかのアラートが表示されます。許可されないと連絡先が表示できません。
システム環境設定の「セキュリティーとプライバシー」内にあるプライバシーで連絡先設定でも、許可することができます。 パネル内で連絡先を選択し、PrintEnvelope2をチェックしてください。
PrintEnvelope2を使ってMacの連絡先を編集することができます。
ファイルメニューにある「AddressBookを保存」メニューで編集結果をMacに保存することもできます。
ただし、連名やレイアウト情報はMacの連絡先とは別にiCloud上にPrintEnvelope2のデータとして保存されます。
iCloudにアカウントお持ちでない場合は、この二つの情報は保存されませんので、ご承知おきください。
なお、PrintEnvelopで作成したvCardファイルには、こららの情報もファイル内に保存されます。
ファイルメニューの「新規」から新しいドキュメントを作成した場合、連絡先はツールバーにある「連絡先」メニューから「連絡先を追加」を選んで、作成します。
テーブルに行が追加され、名前カラムに"New"と表示されます。
名前カラムの"New"をダブルクリックすると名前の編集パネルが開きますので、宛先の姓と名を入力します。
姓名は連絡先の詳細情報パネルからも変更することができます。
連絡先を削除するときはリストの行を選択してツールバーの連絡先メニューから「連絡先の削除」を選択してください。
編集を行うには、ツールバーの左にある"Edit"ボタンをクリックしてウインドウを編集モードに変更します。
ウインドウ上部に赤いバーが編集できることを示します。
PrintEnvelope2/Lite2が表示するデータには二つの種類があります。
ひとつはラベルのあるデータで、電話番号の"Home: 0120-3456-7890"のようにラベルと文字列が対になったデータです。もうひとつは会社名"Apple Inc"のように文字列だけからなるデータです。
住所はラベル付きデータであり、ラベルと住所をペアにして、任意の数を登録できることができます。このため、データの追加・削除を行うための専用の編集パネルが表示されます。
電話番号やメールアドレスはセルが直接編集できますが、住所とインスタントメッセージとソーシャルネットワークの3つは文字列が複数の項目からなるため、セルが直接の編集ができません。
なお、すべての変更は、一括変更も含め、編集メニューにある「取り消す」と「やり直す」で変更を取り消したり、やり直しすことができます。
ラベルを持たないセル、および文字列が複数の項目からならないセルは直接編集が可能です。
EnterキーもしくはTabキーで入力が確定します。Enterキーは次の行のセルに移動します。
Tabキーは右のセルに移動します。次の行のセルが空の場合と右のセルがラベルを持つ場合は編集パネルが表示されます。
ラベルを持つセルではCMD+Dobule Clickにより編集パネルが開きます。編集パネルでは項目の追加と削除が行えます。
住所とインスタントメッセージはセルをダブルクリックすると専用の編集パネルが開きます。
住所の編集はアドレス編集パネルを通して行います。住所のセルをダブルクリックすると下図のような編集パネルが表示されますので、それぞれの項目を入力します。
住所のセルをコマンドキーを押しながらダブルクリックすると下図のようなパネルが表示されます。テーブルのセルをダブルクリックすればセルが入力モードになり、文字列が変更できます。
両方のパネルにあるCoutry Codeは住所のフォーマットを決定します。"システムディフォルト"が選択されている場合にはシステムローケールのCountry Codeの値が参照されます。
なお、Country Codeと入力フィールドにある「国」の名称は一致している必要はありません。「国」の値は、単なる文字列として扱われます。
ウインドウに表示されているデータの中で見つかった文字列が灰色にハイライトされます。 オレンジ色にハイライトされている文字列は現在の操作対象を示します。 FindBarの"置換"部分に文字を入力し、置換ボタンをクリックすると現在の操作対象の文字列が置換されます。 Allボタンをクリックすれば、テーブルに表示されているすべての文字列が"置換"の文字列で置換されます。例えば、Companyカラムが表示されていない場合、Companyは置換対象となりません。
間違えて置換してしまった場合は、編集メニューの「取り消し」により置換をやり直すことができます。
住所の検索は郵便番号、県、市などの項目毎に行われます。 例えば、都道府県が"東京都"で市町村が"西新宿"の場合、"東京都西新宿"では検索できません。その代一致した文字列、東京都や西新宿の置換が行えます。
誕生日と日付カラムの文字列も検索することができますが、置換はできません。 内部のデータ形式が文字列でないのが理由ですが、置換文字列を判断して日付に変換する方法を検討中です。
編集メニューにある「検索パネルを表示」を選択するか、ショートカットのCmd+Shift+Fをタイプすると、下図のような検索パネルが表示されます。
このパネルではデータのタイプやラベルで選択された項目を絞り込んで検索を行えます。一致した項目がその名称とともにテーブルにリストされます。
「置換」ボタンをクリックすれば、オレンジ色ハイライトされている文字がReplaceフィールドにある文字列と置き換えられます。
「一括置換」ボタンをクリックすると、オレンジとブルーでハイライトされた文字列が置換されます。
これらの操作は編集メニューにある「取り消し」によりやり直すことができます。
パネルの右上にある「Edit/Lock」ボタンをクリックして、編集モード(ボタン名がLockになります)にすると、「値」カラムのセルをダブルクリックして、そのセルの値を直接書き換えることもできます。この操作も「取り消し」ができます。
なお、テーブルカラムのヘッダーをクリックするとそれぞれの項目でテーブルがソートできます。
検索パネルにある「検索モード」メニューからRegexを選択すると、Regex(正規表現)を使った条件検索が行えます。
正規表現についてはこちらのWiKiの説明をご覧ください。下図の例では、"^.[op]"により、先頭から2文字目がoまたはpとなっている文字列を検索します。
電話、メールアドレスやノートカラムなどの文字列が一括変更ができます。
PrintEnvelope2/Lite2のeditボタンをクリックして編集モードに切り替えた後で、複数行を選択し、例えば電話のセルのテキストをダブルクリックします。
vCard Editor2はvCard verion2.1および3.0のファイルを読むことができます。
vCard formatは3.0でUTF-8でテキスト・エンコードされる仕様となりましたが、それ以前の2.xではエンコードは決まっていません。
Windowsや古い携帯電話用アプリなどで作成されたvCardファイルでは、テキスト・エンコーディングがShift-JISになっていることがあります。
読み込む際にテキストエンコーディングが一致しないと日本語が文字化けする場合があります。
ファイルを開くを選択したときに開くパネルに「オプション」ボタンがあります。それをクリックすることでエンコーディングが選択できます。
Windowsや古い携帯電話用アプリなどで作成されたvCardファイルでは、テキスト・エンコーディングがShift-JISになっていたり、エンコーディング情報が埋め込まれていないことがあります。その場合には「日本語(Shift-JIS)」を選択して読み込んでみてください。
なお、encodingメニューに「日本語(Shift-JIS)」が表示されていない場合、"Customize Encoding List..."からエンコーディングの一覧を表示してメニューに追加できます。
また、テキストエンコーディングメニューにある"Automatic"は、ファイルのリソース部分に書かれたエンコーディング情報を利用します。Windowsなど他のシステムからコピーされたファイルにはこの情報がありませんので、UTF-8と判定されます。
PrintEnvelopeが読み込むことができるCSVファイルは次のようにフォーマットされている必要があります。
Name,Spouse,Company,ZIP,State&City,Street
山田 太郎,花子,アップルジャパン株式会社,163-1480,東京都新宿区西新宿3-20-2,東京オペラシティータワー
鈴木 花子,太郎,,123-4567,大江戸日本橋,壱丁目弐番地
1行目は項目の並びを指定します。名前、連名、会社名、住所、番地の順にカンマで区切った文字列をおきます。
2行目から、行毎に連絡先のデータをコンマで区切って並べます。
それぞれの項目内にカンマを入れたい場合にはダブルクゥオート`””`で囲んでください。
文字列の並びが一致しない場合にはエラーとなり読み込めませんのでサンプルファイルを参考に作成してください。
download sample csv サンプルファイル
また、読み込む際にテキスト・エンコーディングが指定できます。デフォルトのautomatic(自動)はファイルに埋め込まれたエンコーディング情報を利用します。エンコードエラーが表示された場合は、テキスト・エンコーディングを指定してください。
ツールバーにある"郵便番号"ボタンをクリックすると下図のようなパネルが表示されます。
検索欄に住所もしくは郵便番号を入力すれば、結果がパネル内にリストされます。 また、郵便番号、もしくは都道府県名が入力された連絡先を選択した状態で郵便番号パネルを開くと、該当する郵便番号もしくは住所が表示されます。 リストの項目を選ぶとPasteボタンが有効になりますので、クリックすれば郵便番号もしくは住所と会社名が選択されている行の住所欄に挿入されます。
スタイル設定ボタンをクリックすると表示されるパネルからハガキに印刷する際に利用するフォントを変更することができます。
システムにインストールされているフォントから、縦書き対応したものがメニューに表示されます。
macOS 10.11, El Capitanからは追加された、クレー、筑紫A/B丸ゴシック、游明朝体などから選択することができます。
ツールバーにある「レイアウト」ボタンをクリックして宛先住所や名前の位置を調整することができます。
「レイアウト」ボタンをクリックすると住所や名前が赤線で縁取りされます。マウスでクリックしてドラッグして移動したり、四隅のマークをドラッグしてサイズを変更することができます。枠の大きさに応じて文字のサイズが変化します。
変更したレイアウトは連絡先ごとに保存されます。
ウインドウ左側に表示されるイメージは印刷に利用される紙サイズです。印刷ボタンをクリックする前に、ファイルメニューにあるページ設定メニューを選択し、紙サイズを使用するもの合わせてください。
ハガキに宛名を印刷する場合にはハガキサイズを選択します。なお、プリンタが選択されていないと、ハガキサイズが表示されない場合があります。用紙設定パネルでお使いのプリンタを選んでから用紙サイズメニューを開いてみてください。
また、用紙サイズのオプションの「フチなし」を選択する場合には印刷位置をご確認ください。
「フチなし」を選択した場合、印刷イメージが拡大されて印刷されるため、郵便番号の印刷位置がずれてしまったり、宛名の印刷位置がプレビューと一致しないことがあります。印刷テストなどによりご確認の上、ご利用ください。
印刷プレビューに表示される黄色の枠は印刷できない領域を示します。この領域はプリンタによって、用紙サイズ毎に変化します。宛名の文字列が黄色の領域にかからないように印刷位置を調整してください。
”用紙サイズ”ボタンを押して用紙サイズを変更したら、リストから宛先を選んでPrintボタンをクリックします。宛先は複数選択することで一括印刷できます。
複数の住所を選択するには、コマンドキーを押しながらリストの連絡先をクリックします。
プリンタにより印刷される位置がずれることがあります。スタイル設定パネルから印刷位置を微調整することができます。
連絡先の詳細ビューはドラッグ&ドロップを使って、行の並びが変更できます。
Typeカラムのセルでマウスをクリックし、クリックしたままマウスを移動するとドラッグイメージが表示されます。そのまま、移動したい行まで移動してクリックを解除すると、選択した行が移動します。